循環することに、こだわって。

農業といっても、いろいろな方法があるけれど。

わたしたちは農薬化学肥料を使わずに、ともに暮らす動物たちや草花、微生物たちの力をかりて、

お米や野菜をつくっています。

大地に還る農を、それがいのちを繋いでいくことだと考えています。

タネはいのちの源。

タネには風土や歴史、そして奇跡がつまってる。

わたしたちは、固定種・在来種のタネを使用し、できるだけ自家採種に取り組んでいます。

食べ物が自然からどんどん離れていく現代。

タネをまき、芽吹き、実り、花が咲き、タネを宿し、枯れていく。

完全な循環の中にある畑を残していくために、わたしたちができることを。

ここでしかできない、農を。

わたしたちは阿蘇・南小国町を流れる筑後川の源流に位置する立岩地区に暮らしています。

豊富な水量とまろやかな軟水でつくられたお米やお野菜は、唯一無二。

標高が高く、決して農に最適な環境とはいえないけれど、

ここでしかできないことがあると思っています。